はじめに
第1章 スマホが世界を変え始めた!
1 発達期の子どもが危ない! ~人間になれない子どもたち~
外遊びの減少がもたらすもの
「足」が育たない
「目」はガタガタ
体幹を含む筋肉や身体操作能力のレベル低下
五感が育たない!
2 子どもの学びが痩せ細る!
基礎的人間形成の危機
情報の偏食が子どもを蝕む
脳の劣化が始まった
学校が機能しない
3 親のスマホ中毒がもたらすもの
子どもが危険にさらされる!
ママのスマホになりたい
言葉が育たない
スマホに子守りをさせないで!
4 バーチャル先行がもたらすもの ~若者の自殺・世界最多、不登校率史上最多~
自己肯定感は最低
スマホの時間わたしは何を失うか
自殺とメディア接触
5 人間は賢くなっているのか?
プロゲーマーとゲーム障害
現代文明の副作用、近代化の功罪
第2章 電子(ネット)ゲーム・スマホと子どもたち
1 ゲームの魔力 ~急速な広がりの中で大人たちは~
主な電子ゲーム機器の歴史
2 ケータイからスマホへ
~迷う親たち、そして学校の対応は?~
携帯型電子通信機器の歴史
① 分かれた親たちの対応
② 問われる教育現場の対応
③ 子どもの学びと育ちを守るために
3 知っていますか? スマホ社会の落とし穴
① 命を落とす、命を奪う
② 昼夜逆転、不登校へ
③ 1か月の課金が70万円!
④ 「ユーチューバー」「インスタグラマー」に憧れて……
⑤ 悪意を持った者が子どもを狙う
⑥ 裸の写真を送ってしまった!
⑦ 教師や友達へ誹謗中傷の書き込み
⑧ 親子で楽しく……、やがて暗転
⑨ 匿名性の誘惑
⑩ ネットの世界はダブルスタンダードにあらず!
~子どもも大人もフリーパス~
⑪「つながり依存」と「孤独」と
第3章 小児科医が見た! スマホ社会のおかしな子育て
絵本をスクロール~!
人の声がしない!
その動画、本当に必要?!
赤ちゃんがベッドから落ちた!
ネットでノイローゼ~!
お母さん、スマホ見るのやめなよ
「ゲームでもすれば」の一言が…
朝起きられない… ~夏休みの落とし穴~
スマホがもたらす心身症
子どもがアダルト動画を見てしまった!
(コラム)間違った意見に振り回されないで!
(コラム)泣いた子をスマホでだまらせるの?
第4章 スマホ社会でも大切にしたい子育てのコツ52
1 スマホが子どもの睡眠を奪う!
子どもの眠りを守る
乳幼児期~小学校低学年の眠ること
小学校中学年以降の眠ること
2 食卓は心も育つ場所
学童期の食事、大切にしていますか?
共に食べること
忙しいからこそ大事な食卓
食べることを豊かに
乳幼児期の食べること
幼児期後半から学童期の食べること
(コラム)〝お買い物〟から食を学ぶ~スーパーで賢く~
(コラム)食卓を触れ合いと豊かな学びの場に
3 遊びは子どもの主食です
電子映像メディアは遊ぶ時間と仲間を奪う
遊びと学びを豊かに
乳児期の遊ぶこと
幼児期の遊ぶこと
(コラム)スマホを消して子どもと遊ぶ
学童期以降の遊ぶこと、学ぶこと
(コラム)「砂場で遊んでいるときに何が育つの?」
4 愛されて育つ自己肯定感
その時間が、スマホに奪われていませんか?
(コラム)子どもの〝できる〟 〝できた〟を育てよう
愛されていることを感じさせるために
乳幼児期の愛されていること
学童期以降の愛されていること
(コラム)愛されることと自己肯定感
第5章 スマホ社会から子どもたちを守るために
スマホ・ネットゲームの長時間接触による問題点と危険可能性
教育現場でのスマホ・メディア対策
子どもとメディアについてのアンケート(実態調査用紙例)
アウトメディアチャレンジシート
スマホ・メディア、子どもに関わる困りごと24例のQ&A
親の心得とルール
スマホを持たせるときの親の心得
電子ゲームをさせるときの親の心得
テレビ、タブレット、DVDを見せるときの親の心得
スマートフォン〝親子で話そう〟 使い方のルール
電子ゲーム〝親子で話そう〟使い方のルール
テレビ・タブレット〝親子で話そう〟使い方のルール
第6章 スマホ社会と子どもの未来
1 問われる厚生労働省・文部科学省の対応
~WHO「ゲーム障害」疾病認定を受けて~
①「ゲーム障害」の診断基準作りを急げ
② まずは実態調査を
③ 人材育成が急務
④ 全国各地に「ゲーム障害」「ネット依存症」の相談センターを
2 ネット社会から子どもを守る独自の規制を
3 各地の「子どもとメディア対策」に足りないもの
① メディア対策の視野を乳幼児とその親にまで広げよう
② 子どもの「発達権」と「学習権」の保障を対策の基本的な視点に
③ 正確な実態把握が不可欠
④ 関連業者依存からの脱却を
⑤ 独自の「メディア安全指導員」の養成を
4 企業の社会的責任を問う
5「わたしの子ども」から「わたしたちの子どもたちへ」
~子育ちの自然性・子育ての共同性をもう一度~
子育ちの自然性
未来の子ども達のために
おわりに
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